
2008年は、例年通りの積雪量で毎日の雪かきに飽きた頃、立春を迎えやっと穏やかな季節が到来したかのごとく、2月9日は晴天に恵まれた蔵開放の日を迎えました。

どれだけの晴天だったかを証拠として残すには鳥海山の雄姿が一番ではないでしょうか?

10時開催ですが、9:30にはたくさんの方がおいでくださいまして、15分繰り上げて蔵案内第一陣が出発いたしました。
蔵案内では、ふつふつと湧く仕込みタンクの音を聞き、もろみのいい香りをかぐ。香りは人の記憶のひとつとして脳裏に記録させられるという脳の仕組みがあるそうですが、もろみの香りを記憶していただき蔵見学のいい思い出として残ってくだされば幸いです。

今年は豊富な雪量でしたので、雪中貯蔵酒のタンクもこのように化粧衣を羽織ることができ、記念撮影ポイントとなりました。5月の開封イベントが楽しみです。
お子様連れや運転手として付き添いでいらっしゃる方もおられるので、今年からおにぎり、お茶、缶コーヒーも準備いたしましたが、すべて完売でした。

天寿名物=カモ鍋です。かくし味がたくさん仕込まれた味付けで、「カモ肉が入ってない」と言うお叱りを無くす為に具としてのお肉は別に煮込み柔らかく仕上げました。

お父さんありがとうございました。昔の餅つきを思い出されて、思わず出た唄だったことでしょう。古き良き昭和を知っている時代の方だからこその飛び入り出演のパプニングでした。

11:00イベント広場にお客様が押し寄せる時間に餅つきがはじまりました。ペッタン、ペッタンとついているうちに 手拍子が出、そして唄まででました。(この後、12:30~と14:30~の2回の餅つきがありました)

11:00~と13:30~2回上演の猿倉人形芝居。 TVが世に出回る前はこういった郷土芸能が人々の暮らしに潤いを与える娯楽のひとつでした。懐かしさで笑い声もいっそう高らかになります。

アマチュアカメラマンが前列を陣取り、人形へフラッシュを浴びせます。

お客様の眼差しも熱いものがあります。今回はどの部分をゲットしていこうかと真剣そのものでした。
パックに詰めると100パックは優に超えたのではないかと思いますが、詰めては売れ!詰めては売れ!の飛ぶ勢いの売れ行きで見事完売でした。『今晩はマグロの刺身と天寿生酒で一杯やるんだ』とニコニコ顔のお客様がおりました。

マグロ解体ショーは、すっかり名物行事となり賢い主婦の方は、この時間を見計らっていらっしゃるほどの人気イベントです。全長1m強のマグロがプロの手さばきでみごとなお刺身になっていきます。

170余年のお座敷では、今年は甘酒と雛人形でお客様をお迎えいたしました。雛人形は、明治から大正時代に収集されたもので、古いものは丁寧に作られており眺めていても厳かさがあります。

会長のお孫さんたちが甘酒を運んできますが、その間お客様もお雛様に見入っておられました。

米とぎ体験では、水の冷たさに意識も遠のくほどです。1分間ずつ2度洗米いたしますが、『丁寧に削られたかわいいお米は、1度目の1分間はつらかったけど、2度目の洗米の時はいとおしくなってきた』とおっしゃっていただきました。日本酒をこよなく愛する皆さまの参加で、おいしいお酒に仕上がること間違いなしです。なんと言っても酒造りは愛情ですからね!

最後のイベントであります酒造り体験コーナーが14:30~行われました。今年は、早くからご予約いただき10名の皆様からご参加いただきました。始まる前はワクワク、ドキドキの笑顔ですが・・・

試飲販売コーナーには、女性の姿も多く見受けられ、日本酒がフルーティーで飲みやすいのもある。ということが、浸透してきているように見受けられます。

ちょうど、お昼時の様子です。カモ鍋や地元のそば粉を使用したももやの蕎麦を食べているお客様たちです。

今年も1300名を越えるお客様にご来場いただきました。
これもひとえに、ボランティアスタッフの皆さまのお陰です。力強い応援ありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いいたします。

会長が、従業員と慰労の挨拶をかわしております。『今年も無事に、そして盛況に終了して、この上ない喜びです』

ボランティアスタッフへ労いの言葉とお酌で感謝を表す杜氏です。常連ボランティアさんですので、杜氏とはもう友人のようです。
今年は、蔵開放10年目という節目を迎えました。開催する側は、ややもするとマンネリ化しそうですが、新しい意見を取り入れ今年より来年はもっともっと楽しい蔵開放になりますよう従業員一同精進してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
ご来場いただいた皆さま本当にありがとうございました。