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お客様の声

このページでは、天寿酒造に寄せられたお客様の声の中から抜粋して、掲載させていただいております。

お客様の声

「オールドカバーボーイに乾杯」

俳句:一合の天寿で延びる我が命

平成19年12月28日

大井永吉様

三浦順治

拝啓 また年齢の変わる年の瀬になりましたがお変わりないことと思います。小生は幸い相変わらずの毎日です。先日の同期の会では私のお祝いも含めていただいて一同に対して感謝いたしております。それにしても出席の諸君はみな元気で励まされました。
  あの席でお話しました私の親父の俳句のコピーを同封しました。由利町にいる親父は年を取るほどに、秋田にいる私に一緒に飲みたいから帰って来いとしょっちゅう電話をして来ました。仕事もあるので親不孝な私は年に数回しか帰らなかったと思います。
  帰って食卓に一緒に座ると、女の人たちはにぎやかに話し合うけれど、男同土の親父と私は特別に話題があるわけではなく、ただ一緒に座っているだけで満足でした。お且いに酒を注ぎ合いながらぽつりぽつりと途切れ途切れに話し合うのが常でした。酒の瓶は透明なガラス瓶で一合瓶と呼んでいましたが実際には二合は十分に入る瓶だったと思います。
  私はいなかの一合瓶と呼んでいました。親父はその瓶で毎晩「天寿」を楽しんでいたわけです。
  同封の俳旬は親父92歳のときのもので、なくなった年のものです。さすがに筆の勢いに衰えが見えますが、内容的には「ああ、今日も「天寿」が飲める。また一日生き延びてよかった」という気持ちが伝わってきます。
  私はミネソタの大学に客員教授で出かけており、危篤の電話をもらって急いで一時帰国しました。しかし、残念ながら死に目には会えませんでした。4代の家族に世話になりながら安らかに去っていったと聞いています。この俳句にあるように、味わいながらちびりちびりと飲んでいたあの毎日の「天寿」が、親父の生きる楽しみを支えていてくれていたことに感謝しております。

敬具

追伸

2008年1月号県政だより『か・だ・ろ』が我が家にも配布されました。明るい秋田県の年の始まりにふさわしい写真です。天寿酒造に、特にオールド・カバー・ボーイに乾杯!

(c) Tenju Shuzo co., ltd.